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熱処理技術開発

オリジナル熱処理技術

低変形高周波輪郭焼入れ"SRIQ®"

ネツレンでは、長年にわたって高周波誘導加熱による歯車の輪郭焼入技術の開発を行ってきました。
低変形高周波輪郭焼入れ”SRIQ”では、数秒の予熱後に非常に短時間の本加熱(0.5秒以下)を行うことで、熱処理時間がごく短時間(15秒程度)となり、焼入変形量が小さく、後工程を減らすことができる等、多くの利点を有しています。

低変形高周波輪郭焼入れ工程 熱処理サイクル

特徴

  • 変形量(歪)が小さい(±5ミクロン以下)
  • 後工程の低減が可能である
  • 省エネルギーである(対浸炭50%減)
  • インライン熱処理が可能である
  • 熱処理時間の大幅な短縮が図れる

インライン調質+定(低)変形高周波輪郭焼入れシステム"W-IQ"

長年にわたって開発してきた高周波誘導加熱による歯車の輪郭焼入技術の応用展開として、①機上インラインで調質をしたのちに、②輪郭焼入れを実施する技術”W-IQ”を開発しました。この技術により、機械加工性と歯車としての高疲労強度の両立が実現可能で、現在、各方面から注目を集めております。

熱処理サイクル(イメージ) 歯元表面に生記した圧縮残留応力値
W-IQ歯車、SRIQ歯車および浸炭焼入歯車の歯元曲げ疲労試験結果

特徴

  • 高素地硬さの確保、高圧縮残留応力の付与が可能である
  • 結晶粒が微細である
  • 高疲労強度、高靱性の確保が可能である

窒化+高周波焼入れの複合熱処理"PALNIP®"

ネツレンでは、窒化と高周波焼入れの複合熱処理技術”PALNIP”を開発しました。(日本パーカライジング株式会社共同)
本工法は、窒化による耐摩擦摩耗特性の向上と高周波焼入れによる疲労強度向上の両者を併せ持つ複合熱処理技術であり、すでに自動車部品に採用されております。今後、様々な部品への適用を予定しています。

※「PALNIP」は日本パーカライジング株式会社の登録商標です。

    窒化+高周波焼入れの複合熱処理

特徴

  • 高周波焼入後も窒素化合物層が劣化しない
  • 窒化による摺動特性と高周波焼入れによる高疲労強度が両立
  • 高周波焼入れが低温かつ短時間であるため、低変形化が可能
  • 摩耗特性と疲労強度特性の両方が求められる部品への適用が可能

熱処理技術開発

熱処理技術センターFTC(Fine Techno Center)では、高周波熱処理技術の熟成と開発を目的に、誘導加熱(IH)技術を主体とした表面改質等の研究、開発、試作を行なっております。また、高周波熱処理に関する技術相談も行なっております。

熱処理技術開発

高出力多周波数発振器による試作対応

FTCでは試作試験用として、最新の高出力・多周波数・多機能な高周波熱処理設備を多数保有しています。最新設備と豊富な経験、技術ノウハウを用いて、お客様の幅広いニーズにフレキシブルにお答えします。

高出力多周波数発振器による試作対応