アルデンテ型棒鋼(表層軟化材)は、棒鋼断面方向の硬さを任意に調整した熱処理棒鋼です。 (特許取得済み)
- HE特性(水素脆性)の大幅改善により、高強度のまま耐遅れ破壊性を改善
- 外側を軟化することで優れた表層部の加工性を実現
- 軟化層は、水素のトラップサイトが少なく亀裂発生自体も起こりにくい。
- 粒界にフィルム状の炭化物が無いため、粒界が剥離しない。
参考文献:Y.Matsumoto,K.Takai,M,Ichiba,T.Suzuki,T.Okamura and S.Mizoguchi:Tetsu-to-Hagane,99(2013),236
線径:7.0~40.0㎜
製品姿:棒状(max12m)またはコイル状(max2ton)
引張強さ: 1230~1420N/mmsup{2}以上(規格値)
★耐遅れ破壊性に優れる
★転造ツール寿命1.5倍改善 (加工性に優れる)
※当社比
サイズ :φ5~φ40㎜
鋼種:S35C等構造用鋼、ばね鋼、ステンレス鋼(焼入れできる棒線)
強度目安(引張強さ):1200~2200N/mmsup{2}
高強度ボルト(試作品)
サイズ: M12
強度区分:14.9相当
引張強さ:1500N/mmsup{2}(母材)
高応力ばね(試作品)
サイズ:高さ300、内径φ75、総巻き数8、素線φ12
引張強さ:2150N/mmsup{2}(素線)