キャプテンパイル工法は、プレキャストコンクリート製のリング(PCリング)を杭頭にかぶせ、杭と基礎とを接合する場所打ち杭用杭頭半固定工法です。
左:杭曲げモーメント分布/右:キャプテンパイル工法
杭頭の納まりがシンプルで、杭定着鉄筋もなく施工が早くて簡単です。
杭頭の曲げモーメントを低減でき、杭材の損傷が在来工法に比べて少なく耐震性が向上できます。
杭頭モーメントの低減により、基礎梁や杭の断面が小さくでき、コンクリート量・鉄筋量の大幅な削減が可能です。排土量が低減できる環境に優しい工法です。
鋼管杭を含む、場所打ちコンクリート杭(φ800~φ3000)に適用できます。※φ2500以上は要応談。
本工法は協会構成会社以外の会社も協会の許諾を得られれば使用できます。使用に際しては協会より設計及び施工の指導を行います。(杭径φ800~φ2500)
2005年12月に日本建築センターの評定 (BCJ-FD0230-01) を取得し、2020年12月に更新(BCJ-FD0230-04)しています。(※当社を含む10社で共同開発)
杭頭部のせん断補強にウルボンスパイラルを使用します。日本建築センターの評定(BCJ評定-FD0157-05)
「場所打ちコンクリート杭のせん断補強筋としてウルボンを使用する工法」を取得しています。